■ 「潜ルンです」を買う
ダイビングを始めたばかりのときは、自分のことで手一杯。人についていくとか、
自分をコントロールすることに一生懸命だったので、魚の写真を撮るなんて
とうてい無理だと思っていた。
■ 水中撮影 ところが、ラパスにダイビングに行くとき、成田でたまたま「潜ルンです」という「写るんです」 専用のハウジングを見つけた。5m防水のインスタントカメラはよく見かけるけど、 30m防水のは初めて見た。1万円近くしたので迷ったけど、旅行気分も手伝って買ってしまった。
この「潜ルンです」は大失敗だった。ファインダーを覗けないので、魚の方を向いて適当に
シャッターを押すしかない。その結果、撮った写真はほとんど被写体が真ん中には写っていない
というものばかりだった。魚のしっぽとか、頭だけとか、何を撮りたかったのかが分かれば
まだいい方で、何を撮ったのか分からない写真も続出。 しかも、撮影しているときはプロカメラマン並の良い写真が撮れたつもりでいるのだから、 帰って現像してみたときのショックは大きい。 ラパス、沖縄と2回使ってみたが、上手く撮れそうにないし、それに何より毎回「写るんです」 を買わなくちゃいけないのでお金がかかる。という訳で、デジカメのハウジングを買うことにした。
■ ハウジングがない
うちにあるデジカメはキヤノンのIXYデジタル200というもので、2001年ごろに買ったので
デジカメにしては相当古いことになるだろう。今時のデジカメはハウジングもセットで買えるみたい
だけど、IXY200にはもともと水深5mだか10mだかまでしか防水できない上に生産が中止に
なっている防水パックしかないことが分かった。つまり、どこかのメーカーで特注でハウジングを
作ってもらうか、新しいデジカメをハウジングとセットで買うしかない。どちらにしても大変な
出費になる。 良い方法がないかと、ネットで調べると、IXYの新しいモデルのハウジングが使えるかも、 という情報があった。ただし投稿している人も又聞きで、どうなのか分からないという内容で、 自分で試してみるしかなさそうだった。 それで早速デジカメをもって家電量販店に行き、ハウジングに入るかどうか確かめてみた。 こんな人、なかなかいないだろうな・・・恥ずかしい。でも結果はOKだった。ハウジングとカメラの スイッチやボタンの配置が違うので、電源のオンオフができなかったり、モードの切替ができな かったり、もちろん不便な点はたくさんあるけど、シャッターは押せる。数万円の出費が 1万そこそこに抑えられたのだから、我慢しよう。でもこれで、うちのデジカメの後継機種もまた IXYに決まりだな。 ■ デジカメで水中撮影
最初は水没したらどうしようと心配していたけど、30m潜ってみて大丈夫そうなので安心した。
今度は液晶を見ながら撮影できるし、失敗したら削除してまた撮りなおせばいいので、納得のいく
写真が撮れるようになった。電池の消耗が激しいので、バッテリーパックを買い足して使っている。
水中撮影は本当に楽しい。シパダンでは300枚も撮った。削除したのを考えると500枚くらいは
撮ったんじゃないかな。ちなみに、陸上の写真は1割もない。
潜ルンですは大失敗だった、と言ったけど、水中撮影がすごく楽しいことが分かったし、 私たち初心者ダイバーでも何とかなることも分かったので、入門編としては良かったのかもね。 肝心の写るんですのモデルチェンジが早いので、きっと今売っている写るんですは形が合わずに 使えなくなっているでしょう。
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