◇ダイビングの記録◇シパダン島(マレーシア)◇
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シパダン島

シパダン島

■ 旅のきっかけ

ラパスのダイビングで会った女性(確か60歳を過ぎて、お孫さんもいらっしゃる)が、 死ぬ前にもう一度潜りたい海はシパダンと小笠原だと言っていた。

シパダンといえばマレーシア・ボルネオ島のさらに向こう側・・・とーっても遠い はるか彼方の島で、私たちのようにあまり休みがとれない会社員にはとうてい行くことなど できないと思っていたが、2004年の12月をもって環境保護となんだかんだいろいろの 理由により島の建物は全て撤去されて、一般の観光客というかダイバーは立ち入ることが できなくなってしまうという話を聞いて、これは最後のチャンスなのでなんとか 都合をつけて行くことにした。

■ 旅の計画 

シパダン島で寝泊りするツアーにはもう行けないので、計画は省略する。 もう一度行きたい島だけど、次に行くときは近くのマブール島に滞在して、そこから船で毎回シパダンまで 行って潜ることになるだろう。あるいは、ダイビングクルーズに参加するとか。でも私は船苦手だから前者かな。

■ 日程表 

2004.7.15〜7.21

1日目   成田→コタキナバル(ボルネオ島)
2日目   コタキナバル→センポルナ→シパダン島
3〜5日目 シパダン島で無制限ダイブ
6〜7日目 シパダン島→成田

■ 旅の記録(1日目) 

ダイビング旅行はいつも大荷物。今回も成田まで車で行って、1週間空港近くの パーキングに預けることにした。2人で成田エクスプレスに乗るよりは、この方が安いし楽ちん。

うわさ通り、シパダン島への道のりは長い。1日目はどうしても途中で1泊しないといけない。 私たちのツアーは日程上、コタキナバルで1泊することになった。

夜遅くにコタキナバルに着いたかと思うと、ツアー会社の人が空港からホテルまで連れて行って くれて「じゃあ明日朝4時にホテルの前で待っていてください」といって去っていった。 時間がない上に右も左も分からない場所で、夕食はどうしようか・・・と思っていたら、 同じツアーに参加していた女性の二人組が声をかけてくれた。一緒に市内まで歩いていって 地元の人で賑わうお店に入り、美味しい食事をとることができた。
泊まったのはベルジャヤパレスホテルという小高い丘の上にあるホテルで、市街地まで歩くと 20分くらいかかる。豪華でもない中級ホテルだけど、夜寝るだけなら十分だろう。

空港で両替しようと思っていたのに、荷物を受け取ったりばたばたしていたら、時間がなくて しそこなってしまった。仕方なくコタキナバルのホテルで両替したら、レートは空港と殆ど 同じだったので、空港で両替の行列に並ばなくて良かったみたい。

■ 旅の記録(2日目)

早朝ホテルに迎えのバスが来て、小さいバスに乗ってまた空港へ。今度は国内線でタワウに 向かい、そこからバスで1〜2時間くらいかかったかな、センポルナという小さい港に到着した。 センポルナからこれもまた小さいボート程度の船で1時間くらい行くと、ようやくシパダン島 に到着する。その頃には移動の疲れでぐったり。

私たちはASPという宿に泊まった。コテージタイプで、シャワーもトイレもついていて、 お湯も出るしエアコンもあるし、とても便利だった。シパダン島は無制限ダイブに なっているので、ドロップオフからのビーチダイブはバディと自由に潜ることができる。 食事もタンクも全てツアー代金の中に含まれているので、島ではアルコール代くらいしかかからない。 まあ、うちの場合はアルコール代が結構かかっちゃうんだけどね。

初日はまずチェックダイブをするので(リピーターはやらなくていい)、ドロップオフという ポイントで潜った。チェックダイブというと何かテストのようなイメージがあって、 はいキミ不合格、とか言われるともう潜っちゃいけないのか!?とか思っていたけど、実際は ウェイトを確認しただけだった。良かった〜。初日は疲れていたので、その後もう1本潜って 終了。おやつとか飲物は常に食堂(?)に用意されていて、いよいよ食っちゃー寝&ダイビングの 生活が始まった。

■ 旅の記録(3日目) 

この日は全てボートダイブにした。ボートだと毎回ガイドがついてくれるので、安心。 このガイドさんがとても陽気な人で、日本語も片言だけど分かって、とっても楽しかった。 海はダイナミックで素晴らしい!ギンガメアジやバラクーダの群れはガイドが言うには 2000匹もいるそうだ。こんなに大きくて渦を巻いているのは今まで見たことがない。 しかも真近で!手が届きそう。来て本当に良かった〜〜。

島は1周するのに30分〜1時間くらいで、特に娯楽とか楽しいことは他に何もない。 ダイビングをするか、食べるか、寝るか、しゃべるしかない。夜になると皆で歌を歌ったり お酒を飲んだりして、毎日が宴会状態だった。ビールが高いと聞いていたので、泡盛を 持参した。他にも焼酎を持ってきている人がいたけど、皆で飲んだからあっという間に なくなって、結局毎日ビールを飲んでいた(でもそんなに高くなかった)。

  ギンガメアジ1 ギンガメアジ2 バラクーダ1

■ 旅の記録(4日目)     

この日はマンタハンマートラフザメに・・・1日でこんなにたくさん大物に会って いいの〜!?ってくらいのダイビングだった。調子にのって、5本も潜ってしまった。 5本目以降のダイビングは基本的にガイドさんはつかない。 私たちはガイドさんがいないダイビングは初めてだったので、初日から一緒だった RさんとEさんにお願いして一緒に潜ってもらうことにした。 壁をつたっていって、20分くらいしたら、行った道を戻ってくるというルートなので 迷子になったり流されてどっかいっちゃった、という心配はないみたい。

夜はカメの産卵を見に行った。毎晩、島のあちこちでカメが産卵するという。 カメ大好きの私としては、ここは絶対にはずせなーい!ということで、連れて行ってもらった。 カメは産卵時に涙を流すとか、いろいろ言われていて、見たらとっても感動するんだろうと 思っていたけど、うーん、実際は違った。見に行ったら、産卵中のカメは既に見物客何人かに 囲まれていて、口をパクパクして苦しそうなのに、アジア人らしき人がカメの隣に座って ピースサインなんかして写真をとっている。しかもフラッシュをたいて!! その人たちは写真をとったらすぐに帰ってしまったけど、私もなんだか悲しい気持ちになって、 嫌な気分でその場を後にした。

  マンタ ツバメウオ とかげ

■ 旅の記録(5日目) 

ダイビングできるのは今日で最後。明日は飛行機に乗るので、潜れない。 前の日に同じボートの人がビデオ撮影を頼んでいたらしく、かわいい女性のカメラマンが 大きな水中ビデオをもって現れた。 何人もで買えば安くしてくれるというので、私たちもDVDを購入した。最初はちょっと 高いと思ったけど、海の映像もとっても良く撮れていて、買って良かったと思う。 水中で手を振っている自分の映像なんて、この先撮ることないだろうし。

カメもギンガメアジも見飽きるほどいる。だから、ダイバーはカメと ギンガメアジだけしかいないときは、「何もいなかった」って言って帰ってくる。 なんて贅沢なんだろう!! それにしても、シパダンのカメは人に慣れているのか、全然逃げていかない。 ダイバーはガイドさんからカメに触らないように言われているので、カメも逃げない んだろうな。こんなに近くでカメと泳げるなんて、とても幸せ。

  カメ1 カメ2 カメ3

■ 旅の記録(6〜7日目)     

今日で島のみなさんとお別れ。いつも美味しい食事を作ってくれたコックさんや 陽気なガイドさん、明るく話し掛けてくれたスタッフの皆さんに本当に感謝。 あと今回の旅行でお友達になった皆にも。本当に楽しい時間が過ごせたよ。

あとはお土産を買わなくては。帰りはクアラルンプールで乗り継ぎなので、そこで 買うことができる。結構時間があったけど、免税店も半端じゃなく大きいので 全部はまわれなかった。 お菓子などは街中で買うよりは高いけど、日本人の感覚で行けば十分安く買える。 他にお土産を買える機会がないのでどうしようもない。 マレーシアに行くと必ずBOHTEAという紅茶を買ってくる。 濃い目に出るのでミルクティにするのがおすすめ。

 
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